ポートフォリオには答えがない。でも戦略は立てられる!【ポートフォリオ大解剖 第5章(全9回)】

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こんにちは、デザイナーのすてのすけ[LV.1]です。


料理に色んなジャンルや食材があるように、美術やデザインの世界も専門性が多岐にわたります。
私達の業界にはそんな様々なスキルを持った、あらゆる学科出身の方が選考を受けに来られます。

そんな様々な学科を料理ジャンルに例えてみましょう。

日本画専攻の方だと和食でしょうか?
洋画を専攻していた方は、洋食かもしれません。
イタリアンだと漫画やイラストレーションなどでしょうか?
フレンチだと繊細で華やかなので、WEBデザインや3DCGかもしれません。


こんな風に皆さんは、それぞれが好む食材で拘った作品作りを行ってきた料理人なわけです。

就職活動は色んなものを見たり、色んな人からアドバイスをもらったりしていくと情報が増えていき、それと比例して悩みもどんどんと増えていきます。


多数の企業の人から「これは良い、ここが弱い」「もっとこんな物が見たい」「こんなのを入れてはどうか」と沢山アドバイスが貰えると思います。
そうすると、正直にアドバイスを受け取れば受け取るほど、聞いたことを全部盛り込みたくなってきてしまうのですね。
そうすると皆さんの料理(ポートフォリオ)はどうなるか。


本来であれば、自分の専門分野を元にした創作料理を並べるべきところに、みんな幕の内弁当を作って持ってきてしまうようになります。


お腹が減ったところに、見た目が代わり映えしない幕の内弁当がずらりと並んでいたら、皆さんならどうでしょうか? どれを食べたいと思いますか?

お腹をいっぱいにすると言う目的は同じでも、私達が食べたい料理には希望や拘りがあります。
今はラーメンが食べたいと思っている企業もあれば、ハンバーガーを探しているところもあるという事です。
でも多くの人はポートフォリオの中身を本人も気づかない内に幕の内弁当に仕立ててきます。
あれもこれもとバリエーション作りや盛り付ける事に目が行ってしまい、一番目立たせたい食材が埋もれる事になってしまう。
果たして、それが本当にベストなのでしょうか?


ラーメンを食べたいと思っている人の所に幕の内弁当を持っていっても、果たして食べてもらえるでしょうか?


幕の内弁当には様々な料理が詰まっていますが、決して万能な一品ではありません。
どちらかというと、多くのニーズを満たす反面、必要の無いものまで入っているという側面があります。

自分が自信を持って取り扱える食材で、希望する企業のニーズにマッチしたもの、相手が食べたいと思わせる料理を出す。
それが貴方らしい、ポートフォリオを作るコツです。


不必要なものをあえてカットしていく事で、逆に磨きがかかるということを覚えてください。


さて、ここまでざっと概念を理解いただいた上で、次回はより具体例を出しつつポートフォリオの纏め方について解説したいと思います。

 

次回、第6章へとつづきます。