こんにちは、えつを[Lv.1]です。
Dimpsでは3DCGデザイナとして働いており、
おもにコンシューマゲームの背景製作を担当しています。
今回は私のお勧めする書籍をご紹介いたします。
【The Art of INEI コンセプトアート】
The Art of INEI コンセプトアート(ジ・アート・オブ インエイ コンセプトアート)
- 作者: 富安健一郎,
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2016/11/08
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
個人的に購入した書籍だったのですが、
内容がとてもお仕事に役立ちそうだったので
Dimps内でも購入してもらいました。
タイトルの通り、「コンセプトアート」についての書籍です。
この書籍は、まず画集のように見えるのですが、
それだけでなく「コンセプトアート」がコンテンツ制作において
どんな役割をもっているのか?を
手法なども交えてとても丁寧に説明されています。
コンテンツ制作における「コンセプト」とは、
制作チームのメンバーが
「自分たちはこういうものを作っているんだ」と
理解・共有するためのものです。
Dimpsでも、「コンセプトアート」は
他者のイメージを引き出すためにコミュニケーションしながら作成したり、
完成後には制作チームの壁に常時貼りだされてイメージ共有に使われています。
ちなみに、Dimpsでは「コンセプトアーティスト」という役割の職制はありません。
たいていは3DCGデザイナが、必要な時期に描いていたり、
社外の協力会社の専任のアーティストの方に描いていただくこともあります。
個人的にはもともと絵画を学んでいたこともあり、Photoshopだけで延々絵を描いたり、他のメンバーが描いた素敵なイラストやアートに囲まれていられる時期があるのはとても楽しい時間だったりします。
この本で、「コンセプトアート」のみならず、
コンテンツ制作における「コンセプト」の扱われ方の一例を知ることができると思います。
デザイナ志望の方はもちろん、世界観作成やビジュアルアーツに興味のあるプランナ志望の方にも是非読んでみていただきたい一冊です。
とても重たい本ですが…。