こんにちは、こっぴー[Lv.16]です。
毎日暑い日が続きますね。
水分・塩分をこまめに取って、頑張ってこの酷暑を乗り切りたいものです。
突然ですが、ゲーム開発のグラフィックはほとんど「RGB」で描かれています。
「RGB」
聞いたことがない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明させていただくと……
RGB=「光の三原色」で表現される色
です!(ざっくり)
「光の三原色」は聞いたことがある方も多いと思います。
R=Red、G=Green、B=Blueで、この色を混ぜ合わせることで、たくさんの色を表現するのです。
今このブログを見られているモニターやスマホの液晶画面もRGBで表現されています。
そしてもう1つ、色を表現する方法として「CMYK」があります。
こちらは印刷物の色を表現するために用いられます。
印刷するのでこちらは「光」ではなく「インク」です。
C=Cyan(シアン)、M=Magenta(マゼンタ)、Y=Yellow(イエロー)、K=Key plate(キープレート)です。
余談ですが私はK=KURO(黒)だと思い込んでいました、何でKだけ日本語やねんって話ですよね、お恥ずかしい(笑)
この4色のインクを大小濃淡様々なドット状で印刷し、そのドットの重なり具合や密度で多くの色を表現するのです。
前置きが長くなりましたが、冒頭で述べたとおりゲーム開発は「RGB」の世界です。
そして「CMYK」の世界というとやはり印刷会社さんです!
そんな訳で、「RGB」の世界にいるディンプスのデザイナーが見識を広めるため、ディンプスの会社案内のパンフレットやグリーティングカードの印刷などでお世話になっている「宮川印刷様」に「CMYK」の世界、つまり印刷工程を見学させていただきました!
宮川印刷様
まず印刷見本のコーナーからスタッフは興味津々です。
ポスターやチラシはもちろん、のぼりやパネルなど色んな形の印刷物がありました。
のぼりにはヒートカットという技術が使われているそうです。
オフセット印刷の説明では、普段見ることのない印刷機やCMYKの色ごとに作る「版」の現物を見せていただきました。
その他、自動紙折り機や裁断機が動いているところを見学させていただき、ディンプスのデザイナーは初めて見るものを前に熱心にメモを取ったり質問したりしていました。
色調整を担当されている部署では、実際にディンプスの暑中見舞いハガキのデータを見せていただきながらお話を伺いました。
自分たちのデータを前に真剣な表情です。
※暑中見舞いハガキについては後日詳しくディンプス通信で紹介したいと思います!
色調整では、実際の印刷色に近い色が確認できるようにモニターを調節し(モニターはRGBなので)、蛍光灯も色味に影響が出ないように特別なものを使われているそうです。
お値段もお高め!割ったら大変です(笑)
カラー印刷の他にも、カタログ形式などレイアウトが決まっている物の印刷の効率化や校正作業など興味深い話が盛り沢山でした!
見学の最後は、実際に私たちが印刷物のデータを作る際に気を付けるべき事項やちょっと困ったあるあるネタなど、プロジェクターを使って教えていただき、今後の業務に活かせるようにしっかりと学ばせていただきました!
ここでためになる小ネタを1つ。
私たちもよく使うQRコードを作る際に、一見黒に見えていてもCMYK的には黒ではない場合が多々あるそうです。
Kの他のCMYが混ざると上手く読み込めない場合があるので、もしQRコードを作ることがある場合は色データを確かめた方が良いそうですよ!^^
普段の業務ではあまり関わりがない「CMYK」の世界ですが、今回色々教えていただいたことでデザイナー自身も業務知識の幅を広げることができたかと思います!
少しオマケ。
宮川印刷様には、今年もディンプスの2018年暑中見舞いハガキのイラストをポスター印刷していただきました。
イラストの紹介はまた後日させていただきたいと思いますので、ここでは少しだけチラ見せです!