ポートフォリオには答えがない。でも戦略は立てられる!【ポートフォリオ大解剖 付録(全9回)】

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こんにちは、デザイナーのすてのすけ[LV.1]です。

今回は付録として、皆さんからよくご質問を受けるポートフォリオ制作にまつわる内容について、回答をQ&A形式で掲載したいと思います。

 




ポートフォリオは全部で何ページあれば良いのでしょうか

希望する業界によっても違いますが、20P(最低)~ 40P(標準)が目安です。

ただし20Pについては、内容が厳選に厳選を重ねた高レベルの作品のみになっていた場合の話です。
なので、通常は40Pを目安としてください。
市販の20シートのクリアファイルがすべて埋められていれば物量については問題無いでしょう。




ポートフォリオのサイズはどれが良いですか

希望する業界や企業によって常識とされているものが違うので、各自で調べていただくのが良いと思いますが、ゲーム業界に限ればA4が一般的です。
ただし作風によっては、A3を選択する事でメリットがある場合もあります。
ポートフォリオを開いた時、A3はA4よりも見る人の視界の大半を奪うことが出来るので、審査する人の意識を作品に集中させやすくなります。
高精細なイラストなどが得意な人はその方がプレゼンとしては効果的になると感じます。
反面持って見るにはサイズが大きすぎ、手軽さに劣るためA4の方が良いとされる傾向もあります。




作品を入れるファイルはどのような物が良いのでしょうか

厳格なルールは存在しませんが、あえて言うのであれば、審査時間が少ない審査者に最初に手にとって貰うため、平置きした時に目立つものを選択するということでしょうか。
クリアファイルであれば表紙に自分の作品を透けて見せることが可能です。
革張りの表紙のものは重厚感が演出できます。
製本されたものは、捲る人間に期待感を与える効果があります。
逆に手作りの表紙など、一点ものは避けるほうが無難でしょう。
一点ものは各企業を渡る間に汚れたり、破れたりするので、審査者に気を使わせてしまったり、手に持った時に滑りやすかったりします。




絵を描くのに殆どデジタルツールを使った事がないのですが

今、デジタルツールが使えることよりも、個人の魅力やセンスが重視されます。
弊社の場合、ツールについては入社後でも学べるものなので採用段階ではほとんど重要視しません。
即戦力として、作品そのものを評価して採用されるような企業さまの場合には、ポピュラーなデジタル描画ツールが使えることが必須の場合はあると思います。




やっぱり3Dが出来ないとだめですか

2D制作専門とかでない限り、何かしら3Dに絡む技術の習得はいずれ必要です。
ただしすべて入社後に学べますので、現時点で出来なければ不採用ということはありません。




デッサンが苦手で自信がありません

企業によっては無ければそれだけで不採用、というところもあります。
ですが、デッサンは今からでも上達可能なので、頑張って良い出来のものを数点用意することをオススメします。
ただデッサンは作品ではないので、点数は数多くは必要ありません。
多くても、4点ほどあれば十分審査可能です。




作品の説明は入れたほうが良いですか

細かく読ませる為の文章は、敬遠され読まれないことも多いので、入れる事が逆効果になることもあります。
ただし製作時の情報(使用画材、使用ツール、製作時間など)については、ほぼ入れるのは必須です。




趣味の作品は入れるべきでしょうか

むしろ趣味の作品こそが重要となることが多く、二次制作物であっても良い出来のものであるならば、入れておくことをオススメします。



見せたい作品が多いのですが、どうすれば良いですか

見せたい作品が多かったり、ラフスケッチやアイデア帳のようなものを見せたいような場合、安易に混ぜてしまわずに分冊すると良いでしょう。
分冊する事で完成作品集とラフスケッチ集を分けた場合、時間の無い審査者の間で交換しながら効率良く確認が出来る、などのメリットがあります。




絵画や彫刻作品の実物を持ち込みたいのですが良いですか

特に持ち込む事に制限はしていませんが、殆どの場合困惑することになることが多いので出来れば控えてください。
制作したアプリをスマートフォンやタブレットに入れて持ち込むのはOKですが、データ消失や備品管理上の責任は負えませんので自己責任でお願いします。