ポートフォリオには答えがない。でも戦略は立てられる!【ポートフォリオ大解剖 第4章(全9回)】

 

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こんにちは、デザイナーのすてのすけ[LV.1]です。


さて、前回「意外なもの」をご紹介すると書きましたが、実はそれは皆さんのすごく身近にあるものだったりします。

それは、「居酒屋さんやファミレスなどのメニュー」です。


ポートフォリオを制作する上で、有名イラストレーターの画集を参考にしてみたり、雑誌や実際に制作されたポートフォリオを参考にするのはもちろん有効な事です。
しかしながら、概念を理解するという意味でお店のメニューを参考にして考えてみると、意外としっくり来ることが多いと思います。


お店のメニュー、特にチェーン系の居酒屋さんなんかではメニューを開いた最初の方に、特にお店側が自信を持って薦めたいものが掲載されていると思います。
写真の大きさも、目立たせたいものは大きく取り扱われており、写真だけではなく選ぶ側に影響を与えるワード「産地直送」とか「期間限定」などがフォントの選定も含めて効果的に配置されています。

その後の構成も、料理のカテゴリー別にわかりやすい配置が行われていますよね。
揚げ物ばかりとか、麺ものばかりとか、デザート一覧、飲み物一覧といった具合に。

ではもしこの順番がランダムに配置されていたらどうでしょうか?
お客としては非常に見づらく、短時間で選びにくいものになってしまうと思います。

 

ポートフォリオも同じです。


よく制作順、時系列で編集されている方も見受けますが、私達からすると非常に審査する上で、見づらいものになってしまいます。
間にデッサンが時折混じっていたり、風景や人物のイラストが世界観も含めてバラバラに配置されていたりすると、見ていても混乱してきてしまいます。
この中で、どれが一番見て欲しいものなのかも伝わってきません。

順番だけではなく、それぞれの掲載する画像大きさや配置も統一するほうが見やすいという考えがあるかもしれません。
ですが、メニューになった時を想像して考えていただきたいのですが、どの料理も同じサイズの画像、同じ並びや構成で並んでいたら、お店のオススメが見えてこないので、選ぶ側は「どれが美味しいのだろう」といった悩みが生じて選ぶのに時間が掛かってしまいます。


どれでもいいので見てください、選んでください」というのは、ポートフォリオにとっては致命的だと思います。
自分のここを見て欲しい、といった主張が無いポートフォリオは、見た瞬間にすぐに分かってしまうものです。

就活においては作品をすべて平等に扱うのではなく、掲載する作品も、希望先の企業なども、何事においても優先を付ける事が必要です。
主張すべきものを、一番効果的な方法でプレゼンをする事が大切だと言えます。


では次回はこの流れで、皆さんを料理人に例えたお話をさせていただきたいと思います。

 

次回、第5章へとつづきます。